女川町
今日は仕事で女川町にいってきました。
女川町っていうのは、宮城県の仙台市から北に50kmほど行ったところに位置する海辺の町です。
東日本大震災の時は、この人口一万人程度の小さな町で900人近い方が津波の犠牲になりました。
早いものであれから5年経ちましたね。宮城県は10年の復興計画を出してたと思ったのでちょうど半分くらい。
今は漁港周辺の施設関連の着工が進んでいますね。
僕も今日はとある施設の新築工事の打ち合わせです。
写真を見てもらうとわかると思いますが、結構海沿いにも色々と建ててます。
個人的には『また海沿いに建ててどんな神経してんのかなー?もう二度と津波が来ないって確信してんのかなー?』と以前は思ったりもしました。
でも水産加工関連の加工場などはどうしても海沿いにしないとダメっぽいんです。
ここは海と暮らしてきた町だから、あんなことがあって海に裏切られても、海とともに生きていく覚悟を決めてるんでしょうね。
だから、せめてしっかり仕事して「もうあんなことが起こりませんように」って願いも置いていこう。また来なくちゃだけどー。
これが去年の4月に出来た女川新駅舎です。
屋根は鳥の羽をモチーフにしています。
以前の駅は津波にボコボコにされました。
駅だけじゃなく、震災直後はここら周辺はガレキの山でしたね。
この新女川駅には…温泉施設が併設されています!
着工前の結構早い段階でこの温泉の付いた駅の計画図面を見る機会があったんですが、駅に温泉付けるなんてどんなギャグかと思ったら本当に作っちゃいましたね。
駅に温泉って!……でも今はなんとなく解ります。
続く~